コラム

芸能プロダクション業界の近代化は実現できない|スティーブ小山談

表題を語るのはスティーブ小山氏。
1987年にCBSソニーレコード(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)に入社。
退社する1994年まで、  制作ディレクターやオーディションの企画制作を担当し、
テレビ朝日の音楽番組「VIDEO JAM」の制作にも携わる。
関わったアーティストもTHE BOOM、X JAPAN、REBECCA、平井堅、CHARAなどそうそうたるメンバーだ。

スティーブ小山氏、新説「芸能プロダクション業界の近代化は実現できない」

8/31にYahooニュースで取り上げられた記事「SMAP解散」で考える、芸能界という周回遅れのビジネス。をご存知だろうか?
同記事を受けて、スティーブ小山氏が自身のクリエーターコラムで新説を唱えた。
それが表題にもある「芸能プロダクション業界の近代化は実現できない」である。

スティーブ小山氏が語る近代化はできない理由とは

氏は芸能プロダクションが近代化のできないのは「前時代的で未熟なマネジメント手法への依存」が原因だと語る。

氏が語る前時代的で未熟なマネジメント手法とは下記の4つ

1,メディアとの「バーター取引」の存在
2,所属タレントに不利な「マネジメント契約」の内容
3,タレントの独立、移籍を阻害する「妨害行為」の存在
4,所属タレント等に対する「ハラスメント」に相当する行為
※スティーブ小山氏noteコラムより

氏は「今までこういうやり方だった芸能プロダクションが、これらを改善していけるイメージが出来ません。これからの世代の人が業界を根本から変える必要がある(要約)」と語る。

縮小している時に過去のやり方に依存していては生き残れない。
生き残りかつ成長し続けるには、どうすればいいのか?
持続する成長に関して経営ストラテジストのクヌート・ハーネ氏はこう語る。

持続する成長を生み出すには探索と深化のバランスが大切

持続する成長を生み出すには「探索」と「深化」のバランスが大切。
こう語るのは経営ストラテジストのクヌート・ハーネ氏。
氏が下記リンクのTEDで語る「企業が破綻する二つの理由」によると、
持続する成長を生み出す為には、「企業戦略の柱として二つの要素のバランスを保つこと」が重要であるという。
その2つの要素は「 探索 (Exploration)」 と「 深化 (Exploitation)」であり、
どちらかを重視しすぎてしまうと裏目に出てしまう。

探索と深化のバランスという観点で音楽プロダクション業界の戦略を見てみると、
深化への比重が大きかったのではないか?

戦略が裏目に出て、業界崩壊となる前に「探索」へと舵を切りたいところだが、
ハーネス氏言わく、探索には長い時間をかける必要があるという。
果たして間に合うのか?あなたはどう考えるだろうか?